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梅 [花]


鹿児島紅梅(花梅)【庭木花木・花梅・はなうめ・ハナウメ】「☆」
別名:梅子
学名:Prunus mume (Sieb.) Sieb. et Zucc.
分布:中国(原産地)、日本
誕生花日:1月1日
花言葉:「気高い心」「高潔な心」「潔白」「澄んだ心」「忠義」
説明:花の色は白、ピンク、赤で一重咲と八重咲があります。

umenomi.jpg 梅の果実 Photo by びすこってぃ
梅の実は6月頃に熟します。果実を梅干し、梅酒、梅酢、梅醤やジャムなどにして食用にしたり、漢方薬では燻蒸(くんじょう)して真っ黒になった実を烏梅(うばい)といい、健胃、整腸、駆虫、止血、強心作用があると言われています。
私は腸が弱いです。病院で整腸剤をもらったのになかなか腹痛は治まらず、腸の調子が改善しなかった時に伯父が教えてもらって作った真っ黒い梅を少し舐めたら、2日目には腹痛がなくなり、3日目には元に戻りました。梅を収穫後、水で洗って果肉部分を刻んで長時間かけて煮詰めただけだそうですが、手間ひまがかかるそうです。

平安時代以前の花見といえば、「梅」の花でした。
寒い季節にもかかわらず、凛として咲く梅の花の気品から「気高い心」という花言葉が生まれたのかもしれません。

mejiro.jpg 白梅とメジロ Photo by びすこってぃ
「東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな」(菅原道真)
大宰府に左遷されるとき、日ごろ愛していた梅の木に別れを告げた歌である。その後、この梅は大宰府の道真のもとへ飛んで行ったといい、これが「飛び梅」の伝説です。

梅の菅原道真に対する「忠義」が伝わってくるようです。

shiraume.jpg白梅 Photo by*ami
「勅なれば いともかしこし 鶯の宿はと問はば 如何答えむ」(紀貫之の娘)
「大鏡」によれば、天暦年間(947―956)に村上天皇は、御所清涼殿の梅が枯れたのを知り、紀貫之の娘の庭にある美しい紅梅を移植させようとしたそうです。ところがこの梅を大切に育ててきた彼女は悲しみ、この歌を書いた短冊を枝につけて献上したとのこと。その歌には、「恐れ多くも天皇のご命令ですから、私はこの梅を献上いたしますが、この梅を住処とする鴬がまた今年も飛んできて『私のお家はどこ?』と聞いてきたら、私は何と答えればよいのでしょう」という意味が込められています。

この和歌を見ると、紀貫之の娘の「澄んだ心」をもった素敵な女性だったことがうかがえます。
ほかにも、梅にまつわる説話や和歌がたくさんあり、それらも花言葉の由来かもしれません。

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