呼称:桜草 / primurose / 报春花 / Primel / 프리 무라
別名:乙女の桜 / 鍵の花(ドイツ) / 5月の鍵(スウェーデン) / 聖ペテロの草(イギリス)
【ドイツの伝説】
リスベスはやさしい少女、昔々ドイツの片田舎に病気の母と暮らしていた。母をなぐさめようと、野原にサクラソウを摘みに出かけた日のこと。花の妖精があらわれた。リスベスに不思議なことを教えてくれた。「サクラソウの咲いている道を行くとお城があるわ。門の鍵穴にサクラソウをさしこむと、扉が開きます。さあ、お行きなさい!」リスベスがお城に行くと…そこには花の妖精が待っていてくれた。たくさんの美しい宝物をリスベスにプレゼントしてくれた。リスベスは母にこの宝物を見せた。母はほほに赤みがさして、病気も治った。ドイツではこの花を「鍵の花」と呼んでいる。これはサクラソウが春を迎える鍵という隠喩である。さくら草雑学
キリストの最初の弟子・聖人ペテロについてマタイの福音書に"「天の国の鍵」をペトロが受けるだろう"という記述があり、鍵との関係性が深いのだと思われます。そこから鍵つながりでプリムラと縁がありそうです。
学名:Primula
分布:ヨーロッパやアジア
誕生花日:1月25日 / 1月22日(プリムラ・ポリアンサ) / 2月11日、12月19日(プリムラ・オブコニカ)
花言葉:「永続する愛情」、「若い時代と悲しみ」、「初恋」、「富貴」、「神秘な心」、「運命を開く」、「可憐」、「うぬぼれ」、「美の秘密」。「無言の愛」(プリムラ・ポリアンサ)、「青春の美しさ」(プリムラ・オブコニカ)
花言葉は、花の女神・フローラの息子・パラリソスの初恋についての神話からきているものが多いようです。
説明:プリムラの語源は、「primos(最初)」からきており、最初に咲く花として学名がプリムラ(Promura)になった。
品種をまとめようとしたら多くなったので、まとめサイトにまとめました。
プリムラ(桜草)まとめ
画像付きで楽しめると思います。
観賞園芸の「プリムラ」
プリムラ・アルピコラ (P. alpicola)
ヒマラヤから中国雲南省にかけて自生する種。ロックガーデン等で栽培される。
プリムラ・プルウェルレンタ (P. pulverulenta)
日本に自生するクリンソウの近縁種。中国産。
プリムラ・デンティクラタ (P. denticulata)
ヒマラヤに産する、花が手まり状に集まって咲く種。日本でも比較的ポピュラー。
プリムラ・ロセア (P. rosea)
ヒマラヤ産。バラ色の花を咲かせるやや小型の種。
プリムラ・ファリノサ (P. farinosa)
ヨーロッパ産。日本のユキワリコザクラに近縁。
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