麻
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---茉莉花草---より
和名:麻
学名:
Cannabis L.
分布:中央アジア
誕生花日:10月20日
花言葉:「運命」
説明:花言葉のように不思議な「運命」をたどった麻の歴史があります。
現在、日本で 「麻」 というのは、大麻、亜麻(リネン)、苧麻( カラムシ、ラミー)、マニラ麻、サイザル麻、洋麻(ケナフ)、黄麻(ジュート)等の植物を加工して作った繊維の総称です。
一部を除いて栽培が禁止されているため、画像が少ないです。だから、検索しても麻繊維の製品ばかり検索にかかりました
日本における麻の歴史を見るとずいぶん長いようです。
神様と「麻(大麻)」のつながり
大麻比古神(おおあさひこのかみ)、別名天太玉命(あめのふとだまのみこと)である。
天孫降臨の際には、瓊瓊杵尊(ににのみこと)に従って天降るよう命じられ、五伴緒の一人として随伴した。
その後、天照大御神の守護者として伊勢神宮の守護神となったという。
参照:フトダマ - 『Wikipedia』
今でも神事で使われたり、雷が鳴った時の魔除けにする習慣もあるそうです。
ちなみに麻という繊維は電気を通しにくいそうですよ。(通さないわけではないです。)
「庭に立つ 麻手(あさて)刈り干し 布さらす 東女(あずまをみな)を 忘れたまふな」 常陸娘子(ひたちのおとめ) 万葉集 巻4-521
和歌に読まれていたり、栄養豊富なので忍者が非常食として使っていたそうです。
麻のボタニカルアートimage by
Wikipediaより
しかし、戦後の大麻取締法によって厳しく取り締まられるようになり、栽培されているのは品種改良されたもの(陶酔成分のTHCをほとんど含まない品種)が一部の地域で栽培されているだけだそうです。
現在でも皇室にも麻の糸、麻の布として納められてます。また、大麻の種(麻の実)は食用(七味唐辛子)やペットの餌として売っていますが陶酔成分はありません。
大麻の花穂や葉の部分のみ含まれており、大麻取締法に「茎及びその製品並びに種子及びその製品を除く」とあります。
長い歴史の中で生活の中心的な存在だったのに、フェードアウトしてしまうという数奇な「運命」をたどった植物です。
麻に関する面白い情報があったのですが、サイト様を紹介するだけにします。
大麻取締法 - 『気ままな坂東武者』
2014-10-20 09:00
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